瑞宝寺公園
瑞宝寺公園(ずいほうじこうえん)は、兵庫県神戸市北区の有馬温泉郷にある都市公園。温泉街の最高部(標高500m)に位置する。紅葉の名所として知られている。
明治初期に廃寺になった黄檗宗瑞宝寺の跡地を、神戸市が1951年に公園として整備した。
歴史的には、豊臣秀吉も有馬をたびたび訪れていた。秀吉が「いくら見ても飽きない」などと瑞宝寺の紅葉を気に入ったという故事から、この地の紅葉には「日暮しの庭」、「錦繍谷」の別称がある。また秀吉が囲碁を指したとされる石の碁盤も、公園内に残されている。
旧瑞宝寺の山門は、1868年に京都の伏見桃山城から移築されたもので、1976年に神戸市によって保存修復されている。
公園内には、小倉百人一首にも詠まれている和歌「有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする」(大弐三位)の歌碑がある。また毎年11月2日・3日には「有馬大茶会」が公園内で開かれる。
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