法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管された歴史的価値の高い文化財約300件を収蔵・展示する施設
東京都台東区にある『法隆寺宝物館(ほうりゅうじほうもつかん)』は昭和39年(1964)に開館。奈良にある法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管された歴史的価値の高い文化財約300件を収蔵・展示する施設。
館内には「金銅仏、仏画、経典、仏具、伎楽面」など6つの分野別に分けて展示。かつては聖徳太子ゆかりの寺である奈良・法隆寺に伝来された文化財は見応え充分。特に法隆寺東院の絵殿にあった国宝「聖徳太子絵伝」や飛鳥・奈良時代の小金銅仏群「四十八体仏」は必見。
古代美術のコレクションとして高い評価をえる正倉院宝物と双璧をなす『法隆寺宝物館』ですが、8世紀の作品が中心の正倉院宝物に対して7世紀~8世紀初め(飛鳥時代~奈良時代初期)の作品が多く収蔵しているのが特徴。また1階にはレストラン「ホテルオークラ ガーデンテラス」を併設。1日歴史に触れられる人気の施設となっている。