英雄の誇りと感動があふれる上野のシンボル
歴史
上野公園に立つ西郷隆盛像は、東京都台東区上野に位置しています。この像は、1889年に大日本帝国憲法の発布に伴う大赦によって西郷の汚名が解かれたことを記念して建立されました。吉井友実ら薩摩藩出身者を中心に建設計画が進められ、宮内省の寄付金と全国の有志の寄付によって実現しました。除幕式は西郷の死後21年目の1898年に行われました。
見どころ
「上野の西郷さん」として親しまれるこの像は、100年以上にわたって国民に愛され続けています。東京の象徴的な光景として、東京タワーや西新宿の高層ビル街とともに存在しています。草履を履いた着流し姿で愛犬と共に立つ西郷の姿は、上野恩賜公園正面入口の山王台広場に立っています。その意義は時代とともに変化してきましたが、今もなお多くの人々に感動と敬意を与えています。