江戸の防衛遺構と共に、レインボーブリッジを望む静寂の公園
歴史
第三台場は、幕末に黒船来航に備えて築かれた海上砲台跡です。江戸時代の高い建築技術を駆使し、周囲は高さ5メートルから7メートルの石垣で囲まれています。その上に土手が築かれ、五角形の砲台跡地や火薬庫跡、陣屋跡が残ります。特に注目すべきは、北側にある石組みの船着場跡で、当時の面影をしのばせます。台場中央には守備隊の休憩所として使われた兵舎がありましたが、現在は礎石のみが残っています。戦時中の防衛拠点としての役割を終え、今では静寂と歴史感あふれる公園として、多くの人々に親しまれています。
見どころ
台場公園は、歴史的遺構が散策できるスポットです。砲台跡や火薬庫跡、陣屋跡などを見ながら、江戸時代の防衛の姿を想像してみてください。公園内には青々とした芝生が広がり、レインボーブリッジを間近で眺めることができる絶好のロケーションです。春には桜が咲き誇り、花見スポットとしても人気があります。特に北側に位置する船着場跡は、歴史を感じさせる風情があり、写真映えする場所としてもおすすめです。国の史跡に指定されているこの公園で、歴史と自然を満喫してみてはいかがでしょうか。