保存食の「佃煮」はここが発祥の地 家康の恩恵を受け発展した漁師まち
1590年徳川家康が関東へ下降する際、摂津国佃村から漁夫が江戸に移り住みました。
1645年に元々あった砂州を築島し「佃嶋」と命名して定住しました。漁民たちは川や海で魚をとり江戸城に納めました。
保存食の「佃煮」はここが発祥の地です。
「佃島」は特立した島でしたが、1817年伊能忠敬の地図では地続きになっています。
水戸藩により創設された石川島造船場があり、のち民間に払い下げられ、現在は超高層マンションと戦前の古民家や釣り船がある独特の景観です。
島内の石川島公園にはシラク元大統領から贈られたマロニエの木が植えられています。