日本文化と西洋文化の両極を結ぶ橋。
関東大震災の復興橋梁として昭和2年(1927)9月8日に完
成。御茶ノ水駅の東端、東京都千代田区駿河台と文京区湯
島を結ぶ、神田川にまたがる《長さ92.0m、幅22.0m》のコ
ンクリ-ト橋『聖橋』。★設計・デザインは《山田守、成
瀬勝武》。
橋の名称は、東京府東京市(現:東京都)が公募し、北側
にある江戸幕府の官学所となっていた国指定の史跡「湯島
聖堂」と,南側にある国指定の重要文化財「日本ハリスト
ス正教会復活大聖堂(ニコライ堂)」の2つの日本文化と
西洋文化の両極を結ぶ橋の意味を込めた『聖橋』が選定さ
れたそうです。
聖堂を結ぶことから放物線を描くアーチ橋の立体的な橋脚
美は、船から見上げた時に最も美しく見えるようにデザイ
ンされており、神田川の景観に美しく溶け込んでいる橋と
して今も評価が高く東京の新名所となっています。