松川公園は富山市街地を東西に流れる松川の河岸公園で、両岸の川べりにソメイヨシノ約500本の桜並木が続いています。富山市中心部を流れる松川は、かつては富山城の外濠であり、また富山藩の河川舟運路でもあった神通川のなごりで、この桜並木の下には、28基の彫刻作品が設置され、遊歩道も整備されています。昭和9年(1934)に植栽された桜は戦災で消失、現在のものは昭和25年(1950)に植栽されました。現在は「日本さくら名所100選」に選定され、富山県随一の花見名所として全国にその名が知られています。桜の花びらが舞うなか、船で桜橋から松川橋へいたる「七橋巡り」を楽しむのも格別で、船内では船長が富山の歴史や松川辺りの見所を案内してくれます。桜開花期間中(4月上旬)には、周辺施設なで全日本チンドンコンクールのオープニングセレモニー・チンドン開幕パレードが開催されます。