クラシックな外観が目を引く石造り風の重厚な建物。
山口県岩国市横山の《吉香公園》内にある、クラシックな
外観が目を引く、石造り風の重厚な建物『岩国徴古館』。
昭和20年3月に竣工。昭和25年以降博物館として開館。199
8年 (平成10年) 1月に岩国市の登録有形文化財となってい
ます。★設計は,早稲田大学教授で岩国中学出身の《佐藤
武夫》。
建物は、戦時中の建築されたもので、構造体はレンガ造り
ですが、当時資材がないことから《竹筋コンクリート》を
利用して建設。当時、太平洋戦争中で灯火管制があったた
め、天窓から自然光を採光するなどの工夫も見られ、今な
お時代を感じさせない設計は評価が高いです。
館内には《吉川家ゆかりの文書、歴史資料、美術工芸品、
藩政時代の古文書》や1950年 (昭和25年) にキジア台風で
流失した貴重な《錦帯橋の欄干》。他にも精巧に作られた
《模型》を見ることが出来ます。