日本三名園に数えられる兼六園。すぐれた庭園に備わると言われる六勝を全て備えたすばらしい景観の庭園。
17世紀中期、加賀藩により金沢城の外郭に造営された藩庭を起源とする池泉回遊式庭園です。
広さは約3万坪。1922年に国の名勝、1985年には国の特別名勝に指定されています。
岡山市の後楽園と水戸市の偕楽園と並んで、日本三名園の一つにも数えられる庭園。
金沢市の中心部に位置し、旧百間堀を道路とした百間堀通り(百万石通り)を橋で渡ったところの石川門から、金沢城を復元中の金沢城公園へと続いています。
宋の時代の書物により伝えられるすぐれた庭園に備わると言われる六勝。
[宏大(こうだい)][幽邃(ゆうすい)][人力(じんりょく)][蒼古(そうこ)][水泉(すいせん)][眺望(ちょうぼう)]の全てを兼ね備えることはできないと言われています。
「広々とした様子(宏大)を表そうとすれば、静寂と奥深さ(幽邃)が少なくなってしまう。人の手が加わったところ(人力)には、古びた趣(蒼古)が乏しい。また、滝や池など(水泉)を多くすれば、遠くを眺めることができない」
兼六園は、その六勝を全てを兼ね備えていることから、
文政5年(1822)、奥州白河藩主・松平定信によってその名を与えられました。
見どころ: