室町時代の水墨画家・禅僧《雪舟》に関連する資料を収蔵・展示する施設
島根県益田市の東光寺跡の大喜庵に隣接して建つ『雪舟の郷記念館(すだしりつせっしゅうのさときねんかん)』は平成2年(1990)に創立。室町時代の水墨画家・禅僧《雪舟(せっしゅう、応永27年(1420年) - 永正3年8月8日(1506年)》に関連する資料を収蔵・展示する施設。
中世寺院式をモデルとした施設内には、当時の中国画の枠を超えた日本独自の水墨画風を確立。現在の日本の日本画に影響を与えた重要文化財に指定されている『益田兼堯像』を始め、見るものに感動を与えてくれる作品を多く展示。
また雪舟が描いた「花鳥図屏風」をヒントにつくられた四季折々の景色を楽しめる『雪舟庭園』や、晩年を過ごした「東光寺跡(現大喜庵)、雪舟の墓、医光寺・萬福寺、雪舟遺跡」など施設周辺に多く点在。雪舟の魅力と歴史が伝わる施設となっている。