遠野の農村イメージを象徴する水車。
遠野駅から12km。土淵町山口集落にある情緒ある『山口の
水車』。遠野の農村イメージを象徴する建物として有名で観
光地になっています。建築年代は不明。
積雪で水輪が傷むのを防ぐため、水輪は小屋の内部にありま
す。水の掛け方は豊富な水量が必要な「下掛け」。水路の水
量は充分であるため止まることは滅多にありません。さらに
水輪にかかる直前に1m弱の落差があり、水輪に当たる水の勢
いを強めるように作られています。
中に入って水車の動きの仕組みを見ることも出来、内部は搗
き臼が4つ。はね木が少しずつ角度を変えて取り付けられて
おり、左の臼から順番に搗くような仕組みとなっています。
今現在も近隣住民に、脱穀や製粉に利用されています。
外見は昔のままの水車なのですが、とても綺麗で新しい水車
とも感じられます。水車がまわるごとに「キコキコ」する音
がなんともいえず、遠野のシンボル的な存在です。