松尾芭蕉の旅姿を模した「俳聖殿」
上層の屋根が笠、下部が顔、下層のひさしは蓑と衣姿、堂は脚部、回廊の柱は杖と脚を表している。
松尾芭蕉の旅姿を模して芭蕉生誕300年を記念して建てられた
松尾芭蕉生誕300年を記念して建てられた。
外観は松尾芭蕉の旅姿を模したものされ、
上層の屋根が笠、下部が顔、下層のひさしは蓑と衣姿、堂は脚部、回廊の柱は杖と脚を表している。
2008年3月19日に三重県の有形文化財(建造物)に指定され、2010年には国の重要文化財に指定された。
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形について
松尾芭蕉の旅姿を模した「俳聖殿」
松尾芭蕉の旅姿を模したデザイン
上野公園(伊賀上野城)内にあり、1942年(昭和17年)に建築家伊東忠太の設計で建設された。
外観は、川崎克の着想を元に伊東忠太が仕上げたものであり、松尾芭蕉の旅姿を模したものされ、上層の屋根が笠、下部が顔、下層のひさしは蓑と衣姿、堂は脚部、回廊の柱は杖と脚を表している。下層八角形平面、上層円形平面の木造建築であり、屋根は桧皮葺である。内部には芭蕉祭当日に表彰される顕詠俳句特選句が飾られている。
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「俳聖殿」内部
「俳聖殿」の内部
「俳聖殿」の内部に保存されているもの
俳聖殿内には伊賀焼の芭蕉翁座像が安置されています。
原型は芸術院会員の故長谷川栄作氏が製作、伊賀焼の研究家としても知られる故川崎克氏が自ら築いた伊賀窯をもって焼き上げたもので、等身大の伊賀焼はかつての陶窯の歴史に例を見ない大作であり、穏やかな風貌の瞑想像は陶芸芸術の傑作といわれています。
また、全国から応募された俳句や連句が芭蕉翁像に奉納されるほか、「芭蕉祭」創設時からの選者献詠句並びに特選句、俳文学研究の優秀著作に贈られる文部大臣奨励賞の懸額もここに 永久保存されています。