観音の滝(かんのんのたき)は佐賀県唐津市七山にある滝。日本の滝百選に選定されている。滝の脇には、滝の名の由来となった「生目観音」を祀った福聚院がある。滝の伝説として、桃山時代の文禄元年(1592年)文禄の役の際に豊臣秀吉が名護屋城に来陣し朝鮮出兵の指揮にあたった。この時、名護屋越前守経述の妹が秀吉の身の回りの世話を行った。秀吉は、この気立てが良く美人の女性を気に入り「広沢局(ひろさわのつぼね)」と呼んだ。広沢局は文禄3年(1594年)に眼病を患ったため、生目観音を訪れ21日間の祈祷を行い滝の水で目を洗った。すると見事に眼病が治ったという。以来、眼病治癒祈願の参拝者が訪れるようになった。