島の歴史と供に成長した樹齢1,300年の大ソテツ
福井県の若狭湾に突き出た常神半島内にある民家の裏庭にある『常神のソテツ』は「樹高4.5~6.5メートル、支幹5本、樹高1.5~3.0メートルの支幹8本、全幹の周囲5.2メートル」で構成されるおよそ樹齢1,300年の大ソテツ。
ソテツは本来。琉球・九州南部の海岸に生育。また日本海側で最も北に生息すると言われ福井県の日本海の厳しい風雨に耐えここまで大きくなるのは珍しいことから大正13年(1924年)12月に国の天然記念物に指定。
漂流してきたインド人が種子を植えたと古くから伝えられていますが自生したものか栽培されたものかは不明。一時期成長に難が見られたが平成8年に樹木医の指導により土の入れ換えや手入れを行ない回復。島の歴史と供に成長した幻想的なソテツである。