平将門開基のお寺にある句碑
小林一茶句碑はJR常磐線取手駅のすぐ南の高台に長禅寺に存在します。長禅寺の創建は平将門と伝えられており、境内には市指定文化財の三世堂をはじめ数々の堂宇や小林一茶句碑、小川芋銭景幕の碑、開闡郷土碑などがあります。また新四国相馬霊場八十八ヶ所の総本山で、一番、五番、八十八番の札所でもあります。
「下総の四国廻りや閑古鳥」一茶この句は新四国相馬大師霊場巡りを詠んだもので、閑古鳥(カッコウ)は夏の季語です。長閑な情景を醸し出しています。
碑が立てられたのが昭和初期とあり、一茶の句碑の中では12番目位に古いものです。利根川に面した高台に位置する長禅寺は、風光明媚なところで、取手八景や茨城百景のひとつにもなっています。
また、長禅寺は昔から地域の人々に愛され親しまれているところでもあります。