沖縄戦の歴史に触れる平和の岬
歴史
喜屋武岬(きゃんみさき)は、沖縄本島最南端に位置し、高さ30メートルから50メートルの断崖が特徴的な岬です。この地は、沖縄戦の最後の激戦地でもあり、激しい戦闘が繰り広げられました。岬の先端には昭和44年(1969年)に建てられた慰霊碑「平和の塔」があり、戦争の悲劇を忘れないよう恒久平和と鎮魂の思いが込められています。戦後、この地に灯台が建てられ、現在の灯台は昭和47年(1972年)6月22日に施政権返還後初めて点灯されました。喜屋武岬はその自然のままの姿とともに、歴史的な意義も持つ場所です。
見どころ
喜屋武岬の魅力は、その自然の壮大さにあります。断崖からは、太平洋と東シナ海の大海原が一望でき、荒々しい波が打ち寄せる様子は圧巻です。また、岬の上には灯台や展望台があり、国指定名勝・天然記念物である「喜屋武海岸及び荒崎海岸」の眺望が楽しめます。自然のままの海岸線は沖縄国定公園にも指定されており、その美しさは訪れる人々の心を魅了します。また、岬の先端には「平和の塔」が立ち、歴史を学びながら自然を満喫できるスポットとなっています。四季折々の風景が楽しめる喜屋武岬は、沖縄の自然と歴史を感じる絶好の場所です。