平等院多宝塔跡
平成6(1994)年の発掘によって発見され、同じ場所に鳳凰堂の基壇を参考に復元したもの
発掘からわかった平等院に存在した塔の跡の1つ
かつて、平等院には鳳凰堂以外に多くの堂塔が建てられていました。
その大半は廃れ、場所すら不明となっています。
この多宝塔跡は、平成6(1994)年の発掘によって発見され、同じ場所に鳳凰堂の基壇を参考に復元したものです。
平等院に塔が建てられたのは、鳳凰堂建立の8年後(1061年)で、建立者は藤原頼道の娘の寛子です。
文献には多宝塔と記されていますが、発掘成果からは珍しい単層の塔(宝塔)の可能性が指摘されています。