現存する日本最大の最古の石塔。宇治川での殺生の罪を戒め、供養塔として建立された。
京都府立宇治公園中の島に建つ「十三重石塔」は高さ約15m、国の重要文化財にも指定される、現存する日本最大の最古の石塔です。
鎌倉時代、奈良西大寺の高僧の叡尊によって、宇治川での殺生の罪を戒め、供養塔として建立されました。
この塔は、宝暦6年(1756年)の宇治川の洪水で流され、水中に埋没しました。
明治40年(1907年)、宇治川から十三重石塔が引き上げられましたが、上から5番目の石だけが見つからず、その石は石川五右衛門が盗んだとも言われています。