朝廷の正殿。平城宮の中心となる建物で国の重要な儀式が行われていました。
朱雀門から北に800m進むと「大極殿」があります。
平城宮の中心となる建物で、天皇の即位式や外国使節との面会など、国の重要な儀式のために使われていました。
直径70cmの朱色の柱44本、屋根瓦約9万7000枚を使った平城宮最大の宮殿であり、その建物は奈良時代の中頃に、一時都とした恭仁(くに)宮に移築され、山城国の国分寺金堂になりました。
見どころをチェック
大極殿
朱雀門から北に800m進むと「大極殿」があります。
平城宮の中心となる建物で、天皇の即位式や外国使節との面会など、国の重要な儀式のために使われていました。
-
復元について
大極殿の復元
当時の大極殿の設計図や絵画が無い中での復原作業
大極殿復原に際して大きなハードルだったのが、当時の設計図や参考になるような絵画などが残っていないことでした。
そのため、発掘調査で判明している基壇や恭仁宮の大極殿(国分寺金堂)の跡に残る礎石の状態などから大極殿の大きさ、形を推定しました。
わずかに残る文献や法隆寺金堂、薬師寺東塔など、同時代の寺院建築も参考にされています。